お茶
可溶性(インスタント)お茶パウダー旧来の可溶性紅茶パウダー製造工程では、生産過程で紅茶特有の香気成分の殆どが失われてしまいます。抽出、濃縮、乾燥工程でその殆どの散逸が発生します。そのため、可溶性(インスタント)お茶にはお茶本来の良い香りが残っていません。
フレーバーテック社のIES(Integrated Extraction System)では最初の工程で紅茶に含まれる香気成分を回収してしまいます。香気成分を全ての工程に先駆けて回収することにより、抽出工程や抽出液の濃縮工程における香気成分(特にトップノート)のダメージや減少を防ぐ事ができます。
香気成分を戻すタイミングとしては2つのオプションがあります。1つ目はスプレードライ若しくはフリーズドライ工程直前の濃縮された抽出液に添加する方法で、2つ目はパウダーを還元する際に添加する方法です。
液状のお茶及びお茶濃縮液
お茶は世界中で水の次に多く消費される飲み物であり、現在様々な便利なかたちで提供されています。しかしながら、現在市場に出回っている液状のお茶及びお茶濃縮液の持つ大きな問題点は、それらが煎れたてのお茶からは程遠いクオリティーだということです。旧来の製造技術では消費者が求めるようなお茶特有の良い香りを残す事ができません。そこでフレーバーテック社はIES(Integrated Extraction System)を開発し、この問題を解決しました。
お茶フレーバー及びエッセンス
スピニングコーンカラム(SCC)で処理する事によって、SCCでは煎れたてのフローラルな特徴を持つデリケートな香気成分を回収することが可能です。冷たい水と茶葉の混合物であるスラリーをSCCで処理しますが、お茶の固形分(茶葉)の存在が、質と量の両面で揮発成分、つまり香気成分の回収効率を格段に高めます。